きしです。
「1から学ぶ美髪つくりの方法(スタイリング編)」の4回目の記事になります。
前回の記事 では、スタイリングとドライヤーとの関連性 についてお伝えしました。
そんなドライヤーですが、適当に乾かせばいいというわけではありません。
では、どんな乾かし方がいいのか?今回の記事では、スタイリングがしやすくなるドライヤーの使い方についてお話します。
この記事を読んでほしい人
これからスタイリングをしたい人
ドライヤーの使い方をしりたい
スタイリングが苦手な人
あなたは髪をどうやって乾かしていますか?
「私は髪が傷むから自然乾燥派です! 」なんて人もいるのではないでしょうか。
実は、ドライヤーでの乾かした方というのがスタイリングのしやすさに大きく影響します。
「これからセットしてみよう 」と思っているあなたも、「もっと上手くスタイリングの仕方はないかな 」とセット慣れしているあなたにも、きっと役に立つコンテンツになっているはずです。
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運営者 / 美容師
きし かずき
Kazuki Kishi
美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。 約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 /レビューガイドライン・理念
美容師
廣瀬 幸奈
Yukina Hirose
hair make lonlo代表。奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。 監修者ページはこちら 。主にヘアケアを中心に、シャンプー 、洗い流さないトリートメント の記事を監修
hair Designer
谷本 昌浩
Masahiro Tanimoto
美容室Re:berta チーフディレクター。和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら 。主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤 、ヘアマスク の記事を監修
「乾かす」とスタイリングが上手になる
ドライヤーを使う事によって、スタイリングは「よりキレイ」にまとまりの良いものになります。
多くの方はスタイリング=ヘアワックスをつける、みたいなイメージが強いですが、ヘアワックスだけでは上手くスタイリングをすることができないんです。
髪はとても繊細で、ちょっとしたことでも影響を受けます。
自然乾燥をしている人も多いですが、個人的にはスタイリングをするならドライヤーで乾かす(できればブロー)ことが必須だと考えています 。
なぜなら、乾かすことで髪全体にまとまりとツヤ感が向上するために、スタイリングが長持ちするからです。
ヘアスタイルは乾かし方で決まる
ヘアスタイルを構成する上で、大切になるのはもちろんカットやカラー・パーマにはなりますが、その他に大事なことというのが乾かすことドライ&ブローなのです。
極端な話ですが、多少カットを含めたヘアスタイルなどがおかしくなっていようがスタイリングをキレイにしていれば、良いスタイルというのはつくることができます 。
逆にどんな良い技術をもってしても、スタイリングが上手くいかないとスタイルとしては格好良くありません。
そのために、ドライ&ブローは重要性 の高いアクションです。
乾かす時のポイント
タオルドライ
洗い流さないトリートメント
根本から乾かす
分け目をなくすように乾かす
ボリュームを抑える場合の乾かし方
ボリュームを出したい場合の乾かし方
ドライヤー
それぞれについてお話します。
①タオルドライは入念に
まずは髪を乾かす前には、しっかりとタオルで水分をとりましょう。
頭皮と髪から水分をはさみ優しく押さえるようにしてい、水分を吸収しましょう。
ふく時は頭皮➔毛先という順にふき毛先の水分までしっかりとりきりましょう。
できるだけ優しくふいてあげる
水分をしっかりと取りきる
根本〜毛先の順にふく
ちょっとふきすぎっていうぐらいしっかりとタオルドライする
②洗い流さないトリートメントで保護
ドライヤーはスタイリングに必須ですが、決して万能ではありません。スタイリングのクオリティが上がりはしますが、逆にデメリットがあり「髪が傷んでしまう」ということです。
熱はダメージにもなるのでダメージになる前に予防として洗い流さないトリートメントをつけてあげましょう。
まずは1プッシュほど手の平に伸ばします、その両の手のひらで髪をはさみ、優しくすべらすようにして何度も髪を整えます。
多少の残っている感じで表面を撫でるようにしてつけるとツヤ感もアップします。
全体にまんべんなくつける
ここでもできるだけ優しく
最後にクシでといてあげると効果的
③根本から乾かす
まずは根本のほうから乾かしていきましょう。
順番を決めておくことで、おくことによって効率的に効果的にスタイリングをすることができます。髪というのは濡れている時に1番素材としては真っ白の状態となりますが、髪が乾くにつれて、環境による外的要因が加わり髪の状態が変化します 。
これらの対策として乾かす必要があり、外的要因は根本が大きく関係しているために根本から先に乾かす必要があるのです。さらに根本から乾かすことで乾く時間も短縮できるために効率化にもなるのでおすすめです。
根本近くから乾かすようにする
手の甲で頭皮をカバーしながら乾かす
根本を乾かすときから全体のスタイルをイメージする
④ | 分け目を隠すようにブロー
根本から乾かす時に、左右にふったり前後にふったりと縦横無尽に乾かすことで髪に自然なボリューム感がつくられます。
これはボリュームがあるないに関わらず必要なことでバランスがキレイに整うことになります。
前後左右にふって乾かして分け目を消す
根本乾かす時に分け目を消すように意識しましょう
根本は100%乾かしましょう
⑤ボリュームを抑える乾かし方
ボリュームを抑えたい場合と表記していますがこの他にも、
枝毛を抑えたい
ロングヘアー
くせ毛が気になる
ハチ付近が張りやすい
こういった悩みがある人にも効果的です。
基本は下を向いて乾かすようにしましょう。できるだけ頭よりも上にドライヤーがある状態をつくるとボリュームが収まってくれます。
ハチを抑える
頭の形によってはサイドが張ってくるというのが悩みのかたもいてます。
その場合は張ってくる部分を、手のひらでつぶすように圧迫させその中に温風で熱を入れます。トップと同様に数秒間熱をいれ冷ますことで、ボリュームを抑えることができます 。
⑥ボリュームを出す乾かし方
このようにして毛流れに逆らったり、ボリュームをつくるようにして乾かすことでよりスタイルをつくることができ、スタイリングが上手くいくようになります。
向けたい方向に「手をつくる」
乾かす時にはハンドブローというものがとても大事になります。自分のスタイルに合った手の形がポイントになります。
毛先をハンドブローするために手の形がポイントとなります。
自分のヘアスタイルに合ったブローの仕方を覚えましょう。
仕上げは冷風で
仕上げに冷風をあてることによって、髪のキューティクルが引き締まりツヤ感やまとまりがアップします。
MEMO
最後は必ず冷風で全体にハンドブローをしましょう、かけるだけでもツヤ感がアップします。
⑦ドライヤー自体も大切
ドライヤーにもさまざまな種類がありますが、いくつかポイントをご紹介。
ドライヤーを選ぶおすすめのポイント
コスト
風量
髪へのダメージ度合い
ぼくがおすすめするドライヤーもお話します。ぼくがおすすめするのは「復元ドライヤー 」です。
復元ドライヤーのポイントとなるのは『育成光線』というエネルギーです。
育成光線とは、人体の細胞と共振共鳴作用をおこす6〜20μmの波長のこと。つまり通常のドライヤーみたい熱風で水分を蒸発させるわけではなく育成光線で共振共鳴をおこし気化させるということ 。
髪への負担は驚くほど少ないのでとにかくおすすめ。
と、まぁ一例ではありますがドライヤーにこだわるというのも一つです。それだけ重要だという考えです。
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あとがき
簡単な乾かし方についてレクチャーしてみましたがいかがだったでしょうか?実際にしてみるとスタイリングが驚くほどしやすくなるので、あなたの今のヘアスタイルの魅力がさらにアップします。
すぐにでも実践できる内容になっているので、ぜひチャンレジしてみてください。
◎ スタイリングのためのドライヤー講座