きしです。
「1から学ぶ美髪つくりの方法(スタイリング編)」の5回目の記事になります。
前回の記事では、ドライヤーの上手な乾かし方 についてお伝えしました。
とくにショートヘアなどはドライヤーでの恩恵は大きいです、もちろんロングヘアでも効果ありますがショートスタイルではその効果は絶大です。
そもそも、ショートヘアではスタイリング剤をつけるよりもスタイリングのコツを理解することが重要になると考えています。
個人的にショートスタイリングで大事になるコツをまとめてみたので参考にしてもらえればと思います。
この記事の内容
ショートヘアのスタイリングのポイント
ロングヘアでも活用できます
ショートヘアはお手入れが超簡単というのが最大のメリットであり、特徴でもあります。ですが逆に言えばお手入れをしないとスタイル的には微妙になってしまうのがネックです。
そういった意味で、ショートスタイルというのは実はスタイリングがとても難しいのです。
実際に「専門家にしてもらったみたいに上手くならない」という相談をよく受けることがあります。
そこで、当記事ではショートヘアのブロー方法について 分かりやすくお話していきます。
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スクロールできます
運営者 / 美容師
きし かずき
Kazuki Kishi
美容業界15年以上のキャリアがあり、当サイトの運営をしています。当サイトでは、主にシャンプー・洗い流さないトリートメント・スタイリング剤(ワックス)・ヘアマスク&ヘアパックなど美容に役立つアイテムのレビューをしています。 約500種類以上のアイテムを使用、美髪つくりに役立つ情報発信をしています。株式会社Ll's. 代表取締役。プロフィール詳細 /レビューガイドライン・理念
美容師
廣瀬 幸奈
Yukina Hirose
hair make lonlo代表。奈良・和歌山と下積みを10年経て独立。色んな美容情報を配信、ヘアケアマイスタープライマリー、化粧品検定、2017saita mookヘアカタログ掲載・美容コンテスト受賞多数。 監修者ページはこちら 。主にヘアケアを中心に、シャンプー 、洗い流さないトリートメント の記事を監修
hair Designer
谷本 昌浩
Masahiro Tanimoto
美容室Re:berta チーフディレクター。和歌山・横浜と下積みを10年経て活躍する美容師スタイリスト。「ハイリスク矯正」「他店の失敗リカバリー」「アンチエイジング矯正」「抗がん剤後のくせ毛対策」など、クセ毛に特化した独自のメソッドで全国からさまざまな客層から支持される。監修者ページはこちら 。主にくせ毛、縮毛矯正、スタイリング剤 、ヘアマスク の記事を監修
ショートヘアにブローは必要なのか?
まずは、ショートヘアではブローが必要になるのかという視点でお話していきます。
女性のヘアスタイルでは、ロングだけでなくショートでもブローは必要になると考えます。
そもそもですが、「ショートヘアでは乾かさない」という人が多い印象です。
それは乾かさなくても「乾いている」という理由からです 。
しかし、ショートヘアにとって乾かすということは、シャンプーした髪を乾かすという目的以上に重要なポイントになるのです。
実は、スタイリングをするためには乾かすことは必須で、乾かすことがスタイリングの大半と言っても過言ではありません 。 多くの人が勘違いしていることですが、スタイリングとはただスタイリング剤をつけることではありません 。スタイリングとはスタイルの形フォルムをつくることにあります。
そのために乾かしてブローで形をつくらないと狙ったスタイルができない のです。
MEMO
スタイリングは乾かして形をつくることから
スタイリングは乾かして形をつくることからがスタイリングです。れはスタイリングに必須でブローによってヘアスタイルの形をつくってからワックスをつけるのです。
ブローによってさまざまなことができる
美容室ではブローをしてもらうことがありますよね。熱によって髪はある程度の悩みを解消してくれて理想の形に近づけてくれます。さらにスタイリングの持ちを大幅に向上させてくれます。
極端な話ですが、多少カットなどがおかしくなっていようがスタイリングをキレイにしていれば、良いスタイルというのはつくることができます 。
逆にどんな良い技術をもってしても、スタイリングが上手くいかないとスタイルとしては格好良くありません。
そのために、ドライ&ブローの重要性 はかなり高いのです。
乾かすポイント
タオルドライ
洗い流さないトリートメント
根本から乾かす
分け目をなくすように乾かす
ボリュームを抑える場合の乾かし方
ボリュームを出したい場合の乾かし方
ドライヤー
細かな部分は詳細にまとめています。
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ワックスを使った簡単スタイリング方法
次に、ワックスをつけるポイントについてもお話していきます。
ブローで全体のフォルムをつくった後は、スタイリング剤を使って仕上げましょう。
と、言ってもスタイリング剤は形をつくるものやキープさせるものではなく、どちらと言うと整えるぐらいのイメージを持つ ことが大事になります。
スタイリングの失敗例
ベタベタする
ペタッとしてボリュームがなくなる
ひっかかる
シャンプーが大変
と言うのをよく聞く例ですが、これらはスタイリング剤でフォルムをキープさせようと意識して「スタイリング剤をつけすぎる」 というのが原因であることがほとんどです。
失敗にならないために、ショートヘアのスタイリング剤の使用ポイントをいくつかお話します。
スタイリングポイント
ワックスは少量
髪へのつけ方
揉み込み方
前髪とトップへのつけ方
順番にお話していきます。
ワックスは少量
ワックスの量は、大豆ほどの大きさを目安にすると良いです。
手の平にしっかりと伸ばすことがワックスをつける1番のポイントになります。
手の平〜指先までしっかりと伸ばし、半透明になるまで伸ばします 。
髪へのつけ方
髪につける際には、表面からそっとつけましょう。
全体にポンポンとたたくようなイメージでつけることでつけすぎる失敗がなくなります。
女性のスタイリング剤の使用は髪の中につける必要はほとんどなく、よっぽど動きを出したいというケース以外は整える程度の薄づけをしましょう。
揉み込み方
ワックスを全体につけた後は、髪を揉み込むようにしてつけましょう。
自分のつくりたいデザインをイメージして中間〜毛先を揉み込みましょう。
ショート場合は首元やサイドの髪は抑えるほうが、メリハリもつけることができ小顔効果も期待できます。
前髪とトップのつけ方
最後に前髪とトップをつけましょう。
トップはブロー同様につまむようにしてつかみます、指先のワックスでボリュームを整えます。
前髪は手ぐしで整えるイメージにしましょう。前髪もトップもつけすぎるとベタつきが目立ち、逆効果になるので必ず最後につけましょう。
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あとがき
ショートヘアのスタイリングについてまとめましたが、女性でも男性でも使えるテクニックになっています。
ショートヘアのスタイリングはちょっとした工夫で、くせ付けやボリューム感、毛流れなど手軽に楽しむことができます。
さらにショートの1番の魅力であるスタイリングに「時間がかからない」ということ活かし、まずはブロー、スタイリングとチャレンジしてみましょう。
◎ スタイリングのためのドライヤー講座